- 公務員試験では学歴は関係ないこと
- 公務員に高学歴が多い理由
- 学歴がない人が確実に公務員になる方法
✔裁判所事務官一桁台合格
✔国家一般職10番台合格
✔not高学歴&ノンゼミの落ちこぼれ
公務員には高学歴が多い。
でも、低学歴でも上位合格できる!
一見すると矛盾する話ですが、まぎれもない事実。
公務員試験を二度受験し、二度公務員として働いたので、自信を持って言えます。
例えば、Fランと言われる大学に通っていた友人は、裁判所に20番ぐらいで合格していました。
いわゆる低学歴でも合格できるのが公務員試験なんです。
今回は、そんな公務員と学歴の関係について、具体的に解説します。
学歴に不安を感じている人でも、公務員を目指す勇気と合格するための秘訣を知ることができるので、ぜひ一読してください。
公務員試験の不安を解消する
たった一つの方法
学歴や経歴に不安があると、公務員試験に合格できないんじゃないかと不安になりますよね。
私も高学歴でないし、しかもノンゼミノンサーだったので、公務員試験に大きな不安を抱いていました。
その不安を解消するたった一つの方法は「公務員試験」について知ることです。
相手を知らないから不安になります。
必ず自分が合格しやすい試験種はあるので、まずはしっかりと公務員試験について情報収集をしましょう。
そうすることで迷いなく公務員試験に挑めるようになりますよ!
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目次
【国家・地方公務員】学歴フィルターはなく、合否に学歴は関係ない
一部を除いて、学歴フィルターは存在しません
民間企業では、学歴フィルターが明確に存在しているということは有名ですよね。
一定以上の学歴がないと説明会すら予約できません。席の余りはあるのに・・・。
2021年には、大手就活情報サイトが「学歴フィルター」を匂わすようなメールを送信して騒ぎにもなりました。
マイナビが今月6日に就活生ら約1万6千人に送信したメールの件名には「大東亜以下⑨」と記されていた。「大東亜」は大東文化大、東海大、亜細亜大の3大学をまとめた俗語だ。
引用元:朝日新聞デジタル
説明会ですらこのような感じなら、実際の面接でも学歴による選考はあるのでしょう。
でも、公務員試験には学歴フィルターはありません。
このことは、いろいろな角度から公務員試験を見てみるとわかります。
公務員試験の選考は筆記試験と面接試験の合計点で決まる
公務員試験は、筆記試験と面接試験をクリアすれば合格できます。
筆記試験は、募集要項に合致すればだれでも受験することが出来ます。
一定以上の学歴が必要なことはありません。
そして、公務員試験の合否の決め方は、筆記試験と面接試験を点数化して決める方法をとっています。
公務員の仕事はクリーンでないといけません。
そのため、採用の選考過程もクリーンな方法が取られます。
点数化していると後で検証が可能であるので、クリーンだということです。
学歴というものは点数化できない指標です。
なので、学歴は筆記試験はおろか、面接試験においても評価の対象にならない項目です。
学歴という不透明なもので合否を決めることはありません。
公務員試験は職歴も関係ない⇒学歴も同じ
公務員試験は職歴が無くても合格することが出来る試験です。
このことからも学歴が関係ないことがわかります。
今まで二か所で公務員として働きましたが、色々な職歴の人がいました。
- 新卒で入社した会社を一か月で辞めて空白期間が二年ある人
- 院に行くのをやめて、大学卒業後空白期間が一年間ある人
- 新卒の就活に全落ちし、一年間空白がある人
- 26歳になって初めて就職した人
例えば、こんな感じで、職歴なしや超短期離職した人もいましたね。
職歴ってその人の働き方を反映していることが多いので、面接官は、いわゆる職歴が悪い人に対して良くない印象を持ちます。
例えば、短期離職歴がある人ならば、公務員になってもすぐに辞めてしまうのではないかと疑います。
その点で言えば、学歴以上に職歴の悪さは面接において不利です。
それなのに、職歴に不安がある人でも公務員になれています。
【公務員の平均学歴】フィルターがないけど高学歴が多いのは事実
ただ、公務員に高学歴が多いのは事実
二か所で公務員として働いていますが、高学歴が多いのは事実です。
この事実が世間でも広まっているから、「公務員試験は高学歴しか合格できない」という認識があるのかもしれません。
でも、この事実にもしっかりとした理由があります。
国家公務員の平均学歴:高学歴が多い
私は裁判所と県庁で働いた経験がありますが、その経験から言うと、裁判所(国家公務員)の方が高学歴が多いですね。
裁判所職員の学歴は、体感になりますが、次のような感じでした。
東大・京大・阪大 ⇒ 少数
地方国立・公立大学 ⇒ 多数
マーチ・関関同立以上 ⇒ 多数
上記以外の大学 ⇒ 少数
いわゆる高学歴だと世間から言われる人たちがほとんどでした。
ほんとに全員ではないかと思うほど、多かったです。
ただ、日東駒専や産近甲龍と言われている大学出身の人も、ほんとに少数でしたがいました。
地方公務員の平均学歴:いわゆる低学歴が多い
県庁には裁判所ほど高学歴の人が多くはありません。
裁判所では少数派だった日東駒専や産近甲龍レベルの大学の人は結構います。
また、高卒と大卒だと、大卒の方が高学歴だから、出世でも幅を利かせているイメージがありますが、全然そんなことはありません。
むしろ高卒の人の方が優秀なことが多く、高卒の人でも出世している人はかなりいます。
国家公務員に高学歴が多い理由
筆記試験の難易度に答えがあります。
国家公務員 ⇒ 筆記試験のハードルが高い
地方公務員 ⇒ 筆記試験のハードルが低い
国家公務員と地方公務員の筆記試験を比べると、難易度はこのようになります。
国家公務員試験の筆記試験が難しい理由は、次のように勉強する内容が多いからです。
- 教養試験
- 専門試験
- 教養論文試験
- 専門記述試験(一部試験をのぞく)
教養試験と専門試験は択一試験で簡単そうに思えますが、ざっと30以上の科目があり、対策に時間がかかります。
そのうえ、知識だけでなく文章を書く能力ももとめられます。
ただ、国家公務員は筆記試験の難易度が高いために、高学歴が多いんですね。
高学歴が公務員試験では有利⇒公務員に占める割合が多くなる
高学歴の人が公務員試験で有利なのは、今までの勉強のストックがあって、かつ、勉強することに慣れているからですね。
高学歴の人は、中高大と勉強していて知識を豊富に持っており、勉強する習慣も身に着けています。
いわゆる低学歴の人よりも高学歴の人は、スタートラインがゴールの近くにあり、ゴールまで頑張れる力も持っているということです。
ですので、筆記試験が難しい国家公務員試験には高学歴の人が受かりやすいという結論になります。
そして、高学歴の人の方が国家公務員試験に合格しやすいということは、高学歴の人の方が公務員になりやすいということが言えます。
国家公務員も含めて多くの公務員試験の一次試験に合格することができれば、それだけ内定をもらえる機会が増えますからね。
高学歴の人は、低学歴の人と比べると、公務員になる可能性が高いので、公務員には高学歴の人が多いと感じるのでしょう。
学歴がなくても確実に公務員になる方法
今までの内容を踏まえて、学歴に不安がある人でも確実に公務員になれる方法を紹介します!
それは次の3ステップです。
- 公務員試験の情報を早め分析する
- 筆記試験で手を抜かない
- 面接対策を早めにスタートする
特に重要なのは2つめ。筆記試験対策です。
勉強の努力が、公務員になる可能性を大いに高めます。
順番に解説していきます。
公務員試験の情報収集を早めに集めて分析する
就職試験において重要なのは「情報」。
それは公務員試験でも同じです。
後で紹介するように、学歴や職歴に不安がある人でも狙うべき試験種などを見つけることができるから。
ただ、多くの人は何も考えずに勉強をスタートさせ、本試験直前期になって「勉強と面接対策と情報収集」に焦りだします。
そして、どれも中途半端になるのが公務員試験あるあるですね・・・。
そんなことにならないためにも、今のうちから情報収集です。特に、まだ公務員試験対策を始める前だという人はぜひ。
情報の集め方は有料や無料のものがありますが、一番わかりやすいのは大手予備校のクレアールがまとめた「ハンドブック」ですね。
80ページ以上のボリュームでわかりやすく記載されているのに無料なんです。
私もこのハンドブックから本格的な情報収集を始めました。
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筆記試験で上位をとにかく目指す
一番重要なポイントは筆記試験対策です。
特に、とにかく上位を目指すことが大切なんです。
今この記事を読んでいるあなたが大学一年生や二年生なら、今からがりがり勉強することはおすすめしません。
一年生や二年生のうちにすべきことが他にもあります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
学歴に自信がないなら地方公務員専願は危ない
勉強が苦手な人はこう考えるかもしれませんね。
民間も併願して受験する人はこれでもいいでしょう。
ただ、公務員に確実になりたいなら地方公務員専願は危ないです。
面接試験なんて確実に合格できる保証なんてないからです。
面接はその時の状況や面接官との相性に左右されます。
また、公務員には学歴差別はないと言いましたが、地方公務員の面接官の中には学歴差別を行っていて、学歴が低いだけで面接の得点を低くされる可能性も無きにしも非ずです。
いくら面接試験が得意だとしても、面接試験という確実性のないものに全振りするのは怖いです。
確実に公務員になりたいなら持ち球を増やす
確実に公務員になりたいなら、受けられる試験は全て受けるべきです。
数うちゃ当たるの理論ではないですが、持ち球が多いほど公務員には当然なりやすいですよね。
そして公務員になる確率をより高めたいならば、筆記試験の勉強を頑張り、一次試験に全て合格できるようになりましょう!
全ての筆記試験に合格すると、菅著訪問を含めると10個近くの面接を受けることが出来ます。
よほど面接が苦手でなければどこかに合格することができます。
筆記試験の配点が高い試験が狙い目
筆記試験の配点が高い試験は、学歴に不安がある人でもチャンスがあります。
確かに、公務員試験は学歴が関係ない試験です。
ただ、形式上はそうであっても、面接官によっては学歴によってマイナスな印象を抱く可能性があることも否定できません。
それだけで不合格にはなりませんが、同じ面接内容でも学歴によって得点に差が出るかもしれません。
万が一このような学歴差別をされても、筆記試験の配点が高い試験では、筆記試験の点数で逃げ切ることが出来ます。
筆記試験の配点が高い試験は、国家公務員の試験です。
具体的に言うと以下の試験種です。
- 国家一般職
- 国税専門官/財務専門官
- 裁判所事務官
具体的に見ていきましょう。
国家一般職
配点比率は以下の通り。
択一試験 | 論文 | 面接 | |
配点比率 | 6/9 | 1/9 | 2/9 |
国税専門官/財務専門官
配点比率は以下の通り。
択一試験 | 論文 | 面接 | |
配点比率 | 5/9 | 2/9 | 2/9 |
裁判所事務官
配点比率は以下の通り。
択一試験 | 論文 | 面接 | |
配点比率 | 4/10 | 2/10 | 4/10 |
このように見ると、国家一般職と国税専門官は9/7が筆記試験の配点となっています。
裁判所事務官は、10/6が筆記試験の配点になっていますよね。
この三つの試験は面接試験が普通の評価であっても、筆記試験が良ければ上位で合格できます。
裁判所は面接がB評価で、一桁台で合格。
どちらも筆記試験がかなりできました。
裁判所は面接の評価が良かったですが、もし普通の評価であっても余裕で合格できていました。
国家公務員試験は筆記試験で逃げ切れるので、万が一高学歴でないことによって面接で不利益を受けたことしても、筆記試験を頑張っていれば合格することは余裕なんです。
とにかく公務員になりたいなら、筆記試験を頑張りましょう!
高学歴に試験で勝つにはそれ相応の努力が必要
学歴に不安があるなら筆記試験で努力する必要がありますが、その努力は高学歴の人と同様の努力をしていてはだめです。
高学歴の人は、学生時代から積み重ねがあるので、それと同様の量の勉強をしていては勝ち目がないからです。
勉強していくと、公務員試験の勉強量に圧倒され、途中で捨て科目を作ったり、捨てテーマを作ったりと、勉強に妥協したくなってきます。
「これは勉強しなくても合格できるかな」なんて思ったりするんですよね。
でも、それはすべきではなく、高学歴の人との差を少しでも埋めるためにも、できる限り全ての範囲の科目を勉強し、追い抜く気持ちで勉強すべきです。
妥協せずに頑張った分だけ筆記試験では成果がでます。
面接対策も早めにとりかかる
筆記試験で上位に入り込むことができれば、ほぼ合格は間違いありません。
ただ、念のために面接対策もぬかりなく行っておきましょう。
学歴に不安がある人は特に「早めに」対策すべきです。
というのも、同じ面接のレベルなら、面接官は高学歴の人をとってしまう可能性が高いからですね。
たしかに学歴フィルターなどはないのですが、やっぱり面接官も人間なので、高学歴の方がよく見える可能性はあります。
勉強もそうですが、面接も高学歴の人と同じレベルで争っていると、もしかしたら痛い目にあう可能性が残されているっていうことですね。
そんな痛い結果にならないためにも、念のために早めから面接対策をしましょう。
後々焦らないためにも今のうちから少しずつやっておきましょう。
公務員と学歴に関するよくある相談
Twitterや有料サービスなどで公務員試験に関する相談を受けていると、学歴に関する相談をうけることも多いです。
以下では相談の多い事柄について回答をまとめたので、疑問を解消してもらえたらと思います。
公務員(市役所など)の学歴のボリュームや平均について
どのぐらいの学歴がボリュームとして多いのかという質問が一番多いです。
この点については上でも紹介しましたが、国家公務員⇒地方上級(県庁等)⇒市役所の順でボリュームは下に下がっていく印象があります。
その理由はやはり「試験」の難易度ですね。
国家公務員は試験科目数が多いなど試験難易度が一番高いので、筆記試験に強い高学歴の人が多くなります。
一方で、市役所などは簡易的な筆記試験しか導入していないところもあるので、高学歴以外の人も入りやすいですね。
その中でも一番のボリューム層はやはりマーチと呼ばれるグループです。
fラン大学は公務員になれない?
この質問も結構あります。
結論としては、「本人の努力次第で公務員になれる」です。
公務員試験には学歴フィルターはないので、f欄だからと言って公務員に絶対になれないわけではありません。
この事実を知ったときに「学歴フィルター」はないと再確認できましたね。
ただ、やはり公務員の筆記試験のハードルは高いので、高学歴の人と戦うにはそれなりの努力が必要です。
特に国家公務員はハードルが高いのかもしれません。
なので、勉強に自信がないという人は地方公務員、特に市役所職員を目指してみるのがいいかもしれませんね。
高学歴が公務員になるのはもったいない?
こればっかりは、その人の価値観によるとしか言えません。
人生において、何に重きを置くかですね。
もしお金に重きを置くのであれば、公務員の給料は低いのでもったいないのかもしれません。
高学歴になるために、親は多額のお金を費やしてきているので、親の目線からするとコスパは悪いと言えます。
まとめ:学歴を気にする必要はない
公務員試験の合否に学歴は関係ありません
ただ、それの事実を知っても不安が残る人はそれ相応の努力をすれば必ず公務員になれます
この二つの事実をしっかりと受け止め、努力することができれば確実に公務員になれます。
そうとわかれば、一心不乱に筆記試験対策に打ち込みましょう!
筆記試験で上位合格するには、公務員予備校に通うべきです。
公務員予備校については以下の記事を参考にしてください!
≫公務員予備校へ行くべきか独学にすべきか?通う9のメリットと3のデメリット!
就職試験での一番の武器は「情報」。
それは公務員試験でも同じで、早めの情報収集が合否を分けると言っても過言ではないです。
というのも、本格的な勉強が始まると情報収集なんてする暇がないから。
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大手予備校が作成しているので内容はしっかりしていて、わかりやすく情報がまとまっています。
大学生でも公務員試験の情報収集としてはかなり有益なので、時間があるなら今のうちから要チェックです。
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