この記事で知れること
  • 実際に書いた面接カードの内容
  • それに対する振り返り
  • 公務員として二か所で働いた私からのワンポイントアドバイス

⇒【面接が苦手な人へ】これを使ったら面接で助かった話

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✔元裁判所書記官&県庁職員
✔裁判所事務官一桁台合格
✔国家一般職10番台合格
✔地元以外の自治体へ転職
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「人事院面接なんて適当にして、適当に合格するだけでいいんだよな」

これが多くの人の本音ではないでしょうか。

人事院面接はよっぽどのことがない限り落ちないと言われているし、何といっても官庁訪問が大事なので、人事院面接対策に時間をかけたくないですよね。

かといって、適当に対策しすぎるのも落ちるような気がして、不安になる気持ちもあると思います。

そこで今回は、そんな不安を解消するために、10番台で最終合格した私の面接カードを紹介したいと思います。

正直、今回紹介する面接カードは、全然出来のいいものではありません。読んでもらったらわかります。本当に普通の面接カードです。

ただ、そんな面接カードだからこそ参考になると思います!
人事院面接対策としては、合格レベルを知って、その合格レベルに合わせた対策を行えば十分ですからね!
【面接が苦手な人へ】面接で助けられた話
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面接官の直感に対応する方法
想定外の質問に対応する方法

面接で一番怖いのが「面接官が直感でする質問」

ふいにズバッと質問されるんです。

完全に運任せなのて対応が難しい・・・。

でも、有効だった対策がありました。

公務員受験生があまり使わない「自己分析ツール」です。

なぜなら、面接官が面接のときに抱くようなイメージをフィードバックしてくれるから。

100個近くの質問を直感で答えるから、面接官側のイメージを知れるんですね。

例えば、 「OfferBox」 や「キミスカ」等では次のように、「人物像に関するコメント」がもらえます。

OfferBox の社会人基礎力に関するコメント
キミスカの人物像に関するコメント

実際の面接では、特にストレス耐性や弱みなどこのコメント通りにそった質問が多かったので、リアルに助けられました!

複数のコメントを貰った方がより客観視できて効果的なので、時間がある人は両方チェックしてみてください!

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国家一般職の面接カードの項目

国家一般職の面接カードで主に記載すべき項目は以下のとおりです。

  • 専攻分野
  • 志望動機
  • 志望する官庁
  • 学業や職務においてこれまで力を入れたことや達成感を感じたこと
  • ボランティアやサークル活動においてこれまで力を入れたことや達成感を感じたこと
  • 日頃興味を持っていることや関心事項
  • 趣味や特技
  • 自己PR

【参考】人事院_国家一般職試験

以下で一つ一つ具体例を示していきたいと思います。

.

【国家一般職】専攻分野について

実際に書いた内容

ミクロ経済学

振り返ってみて

ゼミ欄は悩むことなんてないね!
いや、そんなことないよ・・・
世の中にはゼミに入っていない人もいるんだから。
実際に、私は入っていなかったので苦労したよ。
逆に考えれば、ノンゼミでも余裕で合格できたらそこまで悩む必要はないよね。

~ 以下はノンゼミの人以外は飛ばしてください~

私はノンゼミであったので、ゼミで学習した内容はありません。

ですが、力を入れて一人で学習した分野はあったので、このように記載しました。

ここで一つ注意が必要なのは、学業のことを書くからにはその分野についてしっかりと答えられるような知識を身に着けておくべきだということです。

もしかしたら、面接官がその分野について詳しい可能性もありますかね。

私の場合、ミクロ経済学の中で個人的に興味のあった理論について自分で深く学習し、ゼミで学んでいる友人にも専門的な知識を教えてもらっていたので、面接で深く聞かれたとしても、答えられるように準備できていました。

また、私は、ゼミに入っていないことを悟られたくないというスタンスで面接に挑んでいました。

そのため、ゼミに関するエピソードトークもふんだんに用意していました。

結局は、学業のことについてはそんなに質問されることはなかったんですがね・・・

自分が面接官であることを想像してください。
学業のことについてそこまで知りたいですか?
よっぽど興味あることか自分が専攻していたことが書かれていない限り、短い面接時間の中で学業について深堀する可能性は低いことが予想できますよね。
そこまで考えこむ項目ではないってことだね。

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【国家一般職】志望動機

実際に書いた内容

ボランティアの経験から公務員を目指し、国民に密着したものから、国の基盤を支えるものまで、幅広い業務に携われる仕事をしたいと考えたからです。

【参考】志望官庁欄について

面接カードには志望官庁欄がありますが、一つ注意なのが、複数の官庁を書く場合矛盾しないようにすることです。

全然関係ない官庁を書いていれば、どこでもいいのかという疑念が生じます。

ひいては、公務員ならどこでもよくて、国家一般職も併願のうちの一つなのかという疑念が生じる可能性が高くなります。

しっかりと理由を答えられるならいいですが、心配なら一つの官庁だけを書くのもありでしょう。

私は、志望する官庁が特になかったので、安全策として一つの官庁のみを記入しました。

振り返ってみて:志望動機のアプローチは2つ

国家一般職の志望動機欄はかなり小さいので、簡潔に書きましょう。

詳細な内容については面接で聞いてくれます。

国家一般職の志望動機を作る際のアプローチは次の2つです。

【国家一般職】志望動機のアプローチ方法

①国家公務員になりたい理由

②国家公務員の中のある特定の公務員になりたい理由

この二通りです。

私の志望動機は国家公務員になりたい理由の方で書きましたが、今振り返ればあまりお勧めしません。

内容が抽象的になって、自分自身でも説明しづらい志望動機になる可能性が高いからです。

出来れば、経済産業局や法務局などある特定の公務員になりたい理由で書いた方が良いでしょう。

そのほうが、志望度の高さを見せられるっていうのもありますが、なによりも説明しやすいですよね。

志望動機を「公務員になりたい」理由で書くのはリスク大

さらに、振り返ってみると、公務員になりたい理由から書くのは次のような質問をされるので、受け答えが難しくなります。

  • それなら民間でもいいよね?
  • 地方公務員でもいいよね?
  • NPOでもいいよね?

屁理屈かもしれませんが、このような質問攻めにあう可能性が高いです。

これらの質問で納得させるような回答をするのは至難の業ですので、避けたいところですね。

この時の私は、特に行きたい官庁はなかったので、このような志望動機の組み立てになりましたが、志望する官庁がある人は、このような志望動機の組み立てはお勧めしません

実際の面接では、志望動機はかなり深堀されました。

反省ですね。

お勧めの組み立て方は、「自分の過去の経験」からなぜその官庁を志望するのかを説明することです。
しっかりと自己分析を行って「過去の経験」を洗い出し、それを志望する官庁と結び付けることが大事です!
説得力ある志望動機の組み立て方については、以下の記事を参考にしてください。
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【官庁訪問にも有効】10番台で合格できた自己分析の方法を紹介!

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【国家一般職】学業(仕事)において達成感を感じたり、力を入れた経験

実際に書いた内容

ここに書いた内容は特定の大学でしか行われていないことであるため、省略します。

書いた内容としては、私が通っていた大学特有の制度に参加して、学業に励んだ的なことを書きました。

振り返ってみて

大学生は、ゼミの話を書く人がほとんどでしょう。

社会人の方は、仕事のことを書けばいいでしょう。

働いていると何かしらの成功体験はあると思うので、社会人の方にとってはアピールポイントです。

ここの枠は小さいので、あまり具体的に書かないでいいです。

抽象的に書いて、面接で質問してもらうというスタンスで書きましょう。

この部分は特に悩まないところかなと思います。
自分が自信を持って答えれることを書いておけば大丈夫ですね!

【国家一般職】社会的活動や学生生活において達成感を感じたり、力を入れた経験

実際に書いた内容

サークルの学園祭での模擬店の活動です。初参加などから不安を抱えていましたが、メンバーと意見を出しあうことで、総売り上げ三位という目標を達成できました。

振り返ってみて:話を盛っても一切ばれない

なんか、ありきたりな話で嘘くさいなぁ

かなり正直に話すと、この内容は話を盛っています

話す内容がほんとに思いつかなくて、必死に考えた結果がこれでした・・・。

バイトのことを書くこともできましたが、自己PRのところでバイトのことを書くつもりでしたので、話が被るのを避けるために、サークルの話を書きました。

えっ、ノンサーでしょ?

サークルに所属していたことは事実でしたが、エピソードは友人から聞き取った内容です。

こんな感じで盛ることに賛否はあるでしょうが、短い面接時間ではまず見抜かれることはありません。

自己責任ですが、盛る場合にはしっかりとしたシミュレーションをして、対策をしておきましょう。

「どんなアドバイス?」と思いますよね。
でも、この記事で言いたいことは、理想の面接カードを示すことではありません。
リアルな合格基準を紹介することなので、リアルな現実を伝えています。

元国家公務員、現地方公務員からのアドバイス

ここではどんなことをアピールするのがいいのかな?
二か所で公務員として働いたことがある経験からアドバイスをするとすれば、「チームワーク」を
発揮した経験を書けば良い印象を持たれる可能性が高まります!

というのも、公務員の仕事って、チームワークが結構大切なんです。

どれだけ裁量のある仕事を任されたとしても、部や係の人たちと話し合って対応策を考えることが多々あります。

なぜなら、公務員として働いていると、例外的な問題にぶつかることが多々あるからです。

というか、毎日よくわからない問題に直面します。

そんなときに重要なことが、周りとコミュニケーションをとること。

日々、報告・連絡・相談をしながら仕事をしています。

そして、チームワークが大事だということであれば、逆に言えば、コミュニケーションや人間関係で悩むことが多いです。

面接官も公務員なので、チームワークとか人間関係に関する悩みを一つや二つ持っています。

ですので、「チームワークに優れている」とか、「人間関係を良好にできる」とかいうエピソードは面接官の注目をひきます。

上手に成功体験を話すことができれば、好印象を持たれるでしょう。

特にアピールすることがないっていう人は、「チームワーク」に関するエピソードを書いてみてはいかかでしょうか?
ただし、面接官の誰しもが人間関係の悩みを持っているからこそ、その具体的な経験に基づいた厳しい質問をされる可能性はありますよ!
人間関係系の質問は単発でも質問される可能性はあるので、対策が必須だということだね!

【国家一般職】関心事項と趣味について

実際に書いた内容

関心事項は、趣味と絡めて書きました。

当時の趣味はランニングだったので、ランニングの時事的な話です。

振り返ってみて:あまり悩みすぎないこと!

ここは結構みんなが悩むことだと思うんだよね
確かに、めっちゃ悩んだけど、今思えばどんな話でもいいんですよ。
箸休め的な部分だから気楽に考えて!

そんなに堅く考えなくてもいいでしょう。

無理に政治的な話や時事にこだわらなくてもいいのです。

自分が本当に興味があることを関心事項に書くべきです。

そのほうが、上辺ではない中身を見てもらうことができますし、自分の興味があることならスラスラと話すことができますよね。

面接官としても、堅い内容の話をされるよりかは、受験者が嬉しそうに楽しそうに話してくれるほうが、当然良い印象をもちますよね。

国家一般職の人事院面接で、自分をかっこよくみせる必要なんてありません。

もちろん、問題意識を持ったテーマについて話せるほうがいいでしょう。

ただ、そんなことをすると墓穴を掘ってしまう可能性があります。

なので、趣味とか時事の話とかは、無理に頑張らずに等身大の自分の姿で大丈夫です。

普通にしていたら普通以上の評価を得られます。

人事院面接は「普通」の評価を貰えればいいんです!
だから、難しく考えずに、自分が楽しく話せるような話題を書きましょう

振り返ってみて:官庁訪問では個性かつ問題意識が大事

ただし、官庁訪問は違います。

官庁訪問はあくまでも「自分を売り込む面接」です。

人事院面接が、「不要な人をはじく面接」であることと異なります。

官庁訪問では、社会などに対する問題意識の視点は必ず持っておきましょう。

採用された官庁では、その問題を改善する仕事をしていくのですから当然ですよね。

私も、官庁訪問では、社会に対する問題意識を問うような質問を頻繁にされました。

人事院面接と官庁訪問の目的は異なります。
そこを意識して対策をしましょう。

【国家一般職】自己PR

実際に書いた内容

私は、アルバイトの経験の中で、主体的に課題を見つけ、改善することを心がけていました。仕事の中でも、向上心を常に持って、仕事を行っていけると考えています。

振り返ってみて

ここは、自分がアピールできることを書きましょう。

もちろんそれを裏付けるエピソードも必要です。

個人的には、私が書いた「主体的に課題をみつけて改善する」というアピールは結構おすすめです

公務員として働いて思うのは、自分で考えて改善できる人は評価されるということです。

公務員ってルーティンな業務が多いので、無意識に働いてしまう人が多いのが現実です。

でも、その中でも、課題を改善して業務の効率化を行える人は本当に重宝されます。

私は2つの公務員の職場で働きましたが、どちらでも重要視されていました。

PRできることが何もない人は参考にして頂ければと思います。

あと、1分間の自己PRは面接では鉄板ですので、考えておくのがベストでしょう。

公務員の人事評価では「改善意識が高い人」が評価される傾向にあります!
裁判所と県庁のどちらでもかなり重要視されています。
自己PRは確実にチェックしてもらいましょう!

自己PRは誰かに見てもらった方がいいのですが、できれば就活のプロに見てもらいたいところ。

たとえば、大学のキャリアセンターの人や公務員予備校の講師などです。

さらに、個人的に有益だったのは、自己PRの添削のプロに見てもらうサービスを活用したことでした。

無料登録すれば、誰でも無料で利用できます。

面接対策や志望動機の書き方などに関するセミナーが開催されていたりするので、ぜひチェックしてみてください。

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【国家一般職の面接カード】全体的なアドバイス

自分の面接カードとこれまでの面接を振り返って、最後に3点だけアドバイスをします。

面接カードは絶対に添削してもらう

簡単だと言われる人事院面接であっても、作成した面接カードは必ず添削してもらいましょう。

第三者の目に触れることでブラッシュアップされるからです。

自分では気づけないマイナス点にも気付くこともできます。

そして何よりも、面接カードが出来上がったら早めに、多くの人に添削してもらうのがベストです。

私も面接カードの添削を頼まれることが多いですが、毎回思うのが「なぜもっと早く誰かに見せなかったの?」ですね。
面接試験直前に悲惨な面接カードを見ることが多いんですよね。
出来る限りのアドバイスはしますが、もっと早かったら完成度がより高まるのにと思うことが多々あります。

見てもらう人は、予備校の講師や友人など誰でもいいので、意見を聞くことが本当に重要。

今からでもすぐに行動しましょう!

添削してもらう人が少ない・・・という人へ

一番効果的な添削は、公務員目線での添削です。

なぜなら、当然面接官は公務員だし、公務員として働くからこその視点ってあるからですね。

ただ、その添削してくれる公務員関係の人を探すのが難しい・・・と思われがちですが、簡単に探すことができる方法が一つだけあるんです。

今話題のココナラでは、無料まではいきませんが、安い料金で面接カードの添削をしてくれるプロを簡単に探せます。

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面接カードは読みやすく簡潔に!

そもそも国家一般職の面接カードって書く欄小さくないですか?

いっぱい書きたいからと言って、無理に詰め込まないようにしましょう。

一番避けたいのは「読みづらい」ということ。

人間の脳は読みづらい文章にかなりストレスを感じるようになっているからです。

ましてや、面接官は多くの受験生の面接カードを見ています。

そんなかで見づらい面接カードが来たらどうですか?

簡潔に書いて見やすくしましょう。

面接は筆記試験ではないので、面接カードで合否は決まりません。
わかりやすさが一番です。
そう考えると、私のようにコンパクトにまとめるのがベストかなと思います。

面接カードを中心に対策をしておけばOK

人事院面接は短い面接なので、基本的に「面接カード」に沿った質問をされます。

なので、面接対策としては面接カードを中心に対策しておけばOKですね。

面接カードに聞かれたいキーワードを書いておき、本番で聞いてもらってアピールするのが大事なので、このことから考えても面接カードは簡潔に書くことが重要となります。

まずは面接カードから想定質問を考えて対策しましょう。
加えて、突発的な質問にも対応できるようにしておけば完璧です!

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最後に:国家一般職の面接カードは簡潔に無難に書く

私の国家一般職の面接カードはどう思いました?

こんなもんで大丈夫なのかと思った人が大半だと思います。

そうなんです。

人事院面接ってそんなにハードルの高いものではないので、そこまで面接カードに力を入れなくても大丈夫です。

無難に書いて、無難に面接を行えれば、面接で足切りをくらうことはありません。

官庁訪問が本番なんですから、人事院面接は無難に切り抜けましょう。

私の面接カードを見て、このレベルで大丈夫なんだという基準を知ってもらえたらなと思います。

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というのも、このツールが分析してくれる「自分の印象やイメージ」は、面接官が直感で抱く印象と似ているからです。

実際に、弱みやメンタルの部分については、分析結果と同じような質問をされることがあったので助かりました。

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