通うのは無駄って言う意見があるけど、実際のところはどうなのかな?
- 公務員予備校が無駄だと言われる背景
- 公務員予備校は本当に無駄なのか
- 公務員予備校が自分にとって無駄なのか判断する方法
公務員試験は独学でも合格できる。
だから、公務員予備校に通うのは、お金や時間の無駄。
公務員予備校について調べていると、このような意見もあります。
では、果たして本当に「公務員予備校は無駄」なのか?
予備校と独学の経験から、客観的な時点で公務員予備校は無駄なのかということについて解説します。
無駄かどうかは、最終的に自分で決めることです。
この記事を読めば、その判断が出来るようになりますよ!
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目次
公務員予備校が無駄だと言われる原因
公務員予備校は本当に無駄なのか。
詳しい説明の前に、公務員予備校が無駄だと言われる原因について簡単に解説します。
【前提】公務員予備校を無駄だと考える人は少ない
していないよね・・・
そうですよね。
公務員予備校を無駄だと考えている人が少ないからこそ、公務員予備校って成り立っています。
公務員予備校から公務員になる人はたくさんいます。
現に、TACを例にとってみると、都庁合格者の3分の1がTAC生だというデータがあります。
TACだけの例だけでもわかる通り、公務員になる人の多くは公務員予備校に通っています。
つまり、公務員予備校を無駄だと思わずに通い続けて公務員になった人がたくさんいるということですね。
公務員予備校が無駄だと言われる背景
それは最終的に独学で合格した人が一定数いるからです。
独学で勉強した人からすれば、公務員予備校は無駄の極みですね。
公務員予備校の費用に無駄を感じるのかもしれません。
独学だと、高く見積もっても公務員予備校の半分の費用で公務員試験に合格出来ますからね。
あとは、公務員予備校に通っていた人でも次のような人は「公務員予備校は無駄だった」と言います。
- 公務員予備校の雰囲気や講師に馴染めなかった人
- 講師に相談などせず一人で黙々と勉強した人
公務員予備校に通っていても独学に近いスタイルで勉強した人は、最終的に公務員予備校は無駄だったと感じますね。
その気持ちもわかります。
【経験談】公務員予備校は本当に無駄なのか?
公務員予備校は本当に全くの無駄なのか。
公務員予備校と独学の両方の経験から言うと、公務員予備校は決して無駄ではありません。
高い費用を払ってでも通う意味は確実にあります。
無駄ではないと言える理由は次の4つ。
- 無駄なく勉強を進めることができるから
- 論文・記述・面接でリアルな対策ができるから
- 公務員試験に関する情報を入手しやすくなるから
詳しく解説します。
無駄なく勉強できる
公務員予備校に通うと無駄なく勉強が出来ます。
理由としては次の2つです。
- 信頼感のあるスケジュールのもとで勉強を進められる
- よく出題される範囲に絞って勉強できる
【理由1】信頼のあるスケジュールのもとで勉強を進められる
公務員試験の科目はざっと30科目ぐらい。かなり多いんです。
これ程多くの科目があるのに、本試験までの勉強スケジュールを自分で組み立てるのは至難の技です。
たしかに、ネットなどで情報収集をしてスケジュールを組み立てることも可能です。
でも、信頼と実績のある予備校のスケジュールに頼ったほうが無駄なく勉強出来ますよね。
【理由2】勉強範囲を絞れる
膨大な数の科目があるため、勉強範囲も膨大な範囲になります。
ただ、公務員試験は試験委員(試験を作成する人)が発表されているため、その情報から出題範囲を絞ることが出来ます。
なぜ絞れるかというと、専門員は大学などで専門的に研究している分野があって、その分野が重点的に出題される傾向があるからですね。
それを分析して出題範囲を絞ってくれるのが、予備校の講師の仕事です。
(すべての講師ができるわけではないですが、私が教わっていた講師は分析力に長けていました。)
独学ではまず無理だと思います。
また、予備校の講師は長年の経験から、よく出題される範囲についても詳しいです。
頻出分野を重点的に教えてくれるので本試験でも得点しやすくなります。
論文・記述・面接でリアルな対策ができる
公務員予備校では、論文試験・記述試験・面接試験対策を、人に添削やフィードバックをしてもらいながらすることができます。
独学だと、論文や面接対策を人に見てもらうのが難しくなります。
これらの試験は人に見てもらわないと独りよがりな答案や受け答えになるんですよね。
せっかく筆記試験はできるのに、論文で足切り、面接でいい評価を貰えずに不合格、なんてこともありえます。
でも、公務員予備校に通うと、講師と論文対策や面接対策をすることができます。
担任講師制度を導入してい予備校が多いので、相談がしやすく、ためになるリアルなフィードバックを貰えます。
さらに、公務員予備校では勉強仲間も自然とできるので、講師だけでなくいろいろな人の意見を聞くことが出来ます。
人に見てもらうということが重要となります。
情報を手に入れやすくなる
公務員予備校と独学では、やはり公務員予備校に通うほうが試験に関する情報は手に入れやすいです。
というのも、講師は日々情報収集を行っていて、最新の情報が入れば、授業やホームルームの中で共有してくれます。
自分で積極的に動かなくても、授業に参加してれば最低限の情報を手に入れることが出来ます。
特に有益なのが面接試験に関する情報。
面接試験では情報が最も重要になると言っても過言ではありません。
例えば、「裁判所の試験は面接官三人いて、面接時間は30分で、仕事内容よりは人柄やストレス耐性に関する質問が多い」といったような情報ですね。
過去の受験生が残したデータが公務員予備校には豊富に残されています。
確かに、独学でもこういった情報を集めることが可能ですが、公務員予備校に通えばより簡単に多くの情頬を集めることが出来ます。
公務員予備校に通うことが無駄になるか判断する方法
自分にとって公務員予備校が無駄かどうかはどうやって判断すればいいのかな
メリットはあると言っても、公務員予備校を無駄だったと感じてしまう人がいるのも事実。
公務員予備校は高い買い物だからこそ、自分にとって無駄なのか慎重に判断したいですよね。
そこで、公務員予備校が自分にとって無駄になるかどうか判断する方法を最後に解説します。
判断するステップは次の3つ。
- メリットデメリットを知る
- 無駄に感じる人の特徴を知る
- 色々調べた上で一度体験してみる
その上で、一度公務員予備校を体験してみることをおすすめします。
公務員予備校のメリット・デメリットを知る
判断の方法としてまずしてほしいのが、公務員予備校のメリットとデメリットを知ることですね。
メリットとデメリットを知って初めて、独学の方がいいのか、公務員予備校に通うほうがいいのか決めることが出来ます。
公務員予備校のメリットとデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
➤公務員予備校へ行くべきか独学にすべきか?通う9のメリットと3のデメリット!
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公務員予備校に通うことが無駄になる人の特徴
公務員予備校を無駄に感じてしまう人は、次の2つの特徴を持つ人です。
- 独学で勉強して成果を出したことがある人
- 面接がある程度得意な人
まずは、独学で勉強するのが得意で、そして成果を出した経験がある人ですね。
一度独学で成功した経験があるのであれば、公務員試験でも独学で成功することが可能です。
公務員試験の勉強は科目が多いだけであって、勉強方法の本質は他の試験と同じだからです。
その成功体験と同じような方法で勉強を進めれば、ほぼ確実に合格することができるでしょう。
一人で勉強することが可能なので、そんな人が公務員予備校に通ったとしても「無駄」と感じる可能性は高くなりますね。
加えて、面接がある程度得意なら、公務員予備校は無駄に感じるでしょう。
公務員試験の面接は抜群にできる必要はありません。
ある程度しっかりとした受け答えが出来ていれば大丈夫なんです。
それほど、他の受験生の面接レベルはそこまで高くないってことですね。
ですので、筆記試験を通ってさえすれば、ある程度の面接力で内定をもらうことは容易です。
そんな人は、模試や単科の講座を取るなどして、公務員予備校を適度に活用すればいいでしょう。
フル活用は不要ですね。
公務員予備校を体験してみる
極めつけは、公務員予備校の見学に行ってみることです。
授業風景やカリキュラムの内容、校舎や講師の雰囲気を知ることで、データではわからない公務員予備校の良さや悪さがわかるからですね。
自分の目でみることが最も重要ですね!
そして、公務員予備校を見学する流れですが、次のような流れで見学に行くのがオススメです。
各予備校の特徴を知る⇒見学に行く
事前にパンフレットで予備校の情報を集めておくと、見学に行った時にどこを重点的に見れはいいのかわかります。
また、質問する機会があるので、その点でも、事前に情報をつかんでおいた方がいいですね。
おすすめの公務員予備校をまとめた記事はこちらです。
気になったところのパンフレットを読んだり、見学してみるのがいいですね。
まとめ:公務員予備校は人によっては無駄
独学で公務員試験に合格することが出来る人からすれば、公務員予備校はたしかに無駄なのかもしれません。
でも、完全に無駄なのではありません。
通うことで、効率的な勉強や面接対策ができて、情報力においても確実に独学勢よりも優位に立つことが出来ます。
高いお金を払うからにはやはりそれだけの価値があります。
だからこそ、公務員予備校は未だに根強い人気があるのかもしれませんね。
この記事の内容が、公務員予備校選びの参考になれば幸いです。