周りに相談すると、もったいないと言われるし、公務員を辞めたいという気持ちにどう決着をつければいいんだろう・・・。
解決策を知りたい!
- 公務員を辞めたい人は残留か転職か、どっちがいいのか
- 公務員を辞めたい人がとるべき行動
- 公務員からもし転職をするならその時の注意点
「公務員を辞めるのはもったいない」
そう言われる時代はとうに終わっています。
公務員を辞めることは何も珍しいことではありません。
そうは言っても、公務員を辞めたいという気持ちと辞めてもいいのかという気持ちが揺れ動きますよね。
そこで、公務員を辞めたいと思った人がこれからどう行動すべきなのかについて解説します。
転職か残留か。決断するための方法を紹介するので、この記事を読んで納得できるキャリアの選択をしてほしいです。
目次
【激務&人間関係の疲れ】公務員を辞めたい理由と転職事情
公務員を辞めたいと思ってるけど、実際どう行動するのか。
これからの方向性を考えるために、公務員を辞めたい理由と公務員から転職することの現状を改めて考えましょう。
【理由】なぜ公務員を辞めたいのか
まず、なぜ公務員を辞めたいのかについて。
- 仕事がつまらないから
- 残業が多く激務だから
- 人間関係に苦痛を感じるから
- 将来のキャリアに不安を抱くから
- その他の理由でストレスを感じるから
多くは、1~4の理由なんではないでしょうか。
いくつかの理由が重なって辞めたいと思うのかもしれません。
重要なのは、辞めたい理由をしっかりと分析すること。
そして、公務員の福利厚生や家族の状況など色々な要素と辞めたい気持ちを比較することです。
一般的に、お子さんがいるご家族とかだと、公務員を辞めるという選択肢は取りづらいですよね。
逆に独身だと転職しやすい。
辞めたい気持ちだけで動けないので、他の状況も考慮ながら気持ちの整理をしましょう。
色々と比較検討することが大事です!
【事実】公務員を辞めたい人は増加傾向
周りにそこまでいないし、判断のされるからどうなんだろう?
周りに転職する人がいないから、転職するのをためらいますよね。
私が裁判所から転職するときも、周りにいなかったのでかなりためらいました。
でも、次のツイートでもわかるように、全体的な視点でみれば公務員からの転職者は増加しています。
公務員の登録者数(教師や警察官など除く)が2019年10~12月期に前年同期より22%増えた転職サイトも。転職市場の活況や長時間労働を背景に、公務員の民間への流出が増えています。
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) March 15, 2020
▶転職希望の公務員が急増 外資やITへ流れる20代https://t.co/33ETXo7DCu pic.twitter.com/EKvoKhrbvj
また、官僚の話に限定されますが、国家総合職の官僚においても、辞めたいと考えている人が増加傾向であることが問題視されています。
30歳未満の若手男性官僚の7人に1人が、数年内に辞職する意向であることが、内閣人事局が実施した意識調査で分かった。背景には仕事への不満や、長時間労働で家庭との両立が難しいとの不安があり、国家公務員の働き方改革が急務となっている実態が浮き彫りとなった。
引用元:日本経済新聞
今は公務員もどんどん転職する状況になっています。
公務員からの転職は珍しくないので、公務員を辞めたいと考えるのは何ら変なことではありません。
周りにはいないけど、もっと俯瞰的な視点でみれば、結構転職者っているんです!
公務員からの転職はそこまで難しくない
公務員からの転職は、年齢が若いほど難しくはありません。
これは、私が転職活動をしているときに、転職エージェントの担当者から聞いた話です。
転職市場では、第二新卒者や30歳までの若手転職者に対する需要は高まっているんだとか。
これからの伸び代に投資する企業が増えているんですね。
公務員からだとスキルがないと悩みますが、若いほどこれからのポテンシャルを評価されるので、転職の難しさに対してそこまで不安にならなくても大丈夫です。
【もったいないと悩む人へ】公務員を辞めたい人がすべき行動
公務員を辞めたい理由を分析したら、次はどう行動するかです。
当然、転職することが全てではなく、公務員として働き続けるほうがいい場合もあります。
どちらを選択したらいいのか決めるためには、次の順で行動すれば良いかなと思います。
- 相談する
- 環境の変化を待つ又は変化させる
- 興味ある仕事を探してみる
- 転職活動にチャレンジしてみる
簡単に解説します。
1.色々な人に相談する
公務員を辞めたいと考えるなら、「相談」は必須です。
自分だけではどうしても片寄った思考しか出来なくなることもあるので、多くの人に相談することをオススメします。
色々な人生経験をしている人に相談すると、自分では気づけなかったことにも気づけますよね。
相談する時に注意すべきなのが、様々な年代の人や人生経験をしてる人にたくさん相談するということです。
というのも、年齢や人生経験によって考えが片寄っているから。
例えば、年齢が高い人に辞めたいことを相談すると必ず「公務員を辞めるとかもったいないから止めときなさい」と言われます。
若い人ほど転職に寛容がなかったり、公務員を辞めるのはもったいないと考える人が多いからです。
私も相談したときは、若い人ほど「辞めて転職したら」というアドバイスが多かったですね。
また、転職経験がある人に相談すると転職を勧められ、無い人に相談すると転職はあまり勧められません。
考えればそうですよね。自分が経験したことって人に勧めやすいですからね。
幅広い人に相談するのがいいですね!
2.環境が変わることを待つ、又は環境を変える
相談と同時に考えることは、「環境を変わっても公務員を辞めたいか」ということです。
特に、人間関係や業務量にストレス感じている人は、辞めるという選択肢はすぐに取らない方がいいかも。
公務員は異動スパンが短いので、長くても数年以内には異動ができます。
その異動によってストレスが解消できるのであれば、辞めるよりも労力を少なくできますよね。
あとは、ストレスがかかっていることを上司に相談するのもありです。
私の友達も上司に相談して異動させてもらっている人がいました。
職場としても、辞められたり休職されたりするのを避けたいので、本気で相談すればすんなりと異動などの処置をしてくれることが多いんです。
公務員として働くことに特に不満が無いけど、今の労働環境に不満がある人は、環境の変化というものにこれからの道を見出してもいいかもしれません。
今の部署から異動してもやっぱり公務員として働くのが嫌なのかどうか、じっくりと考えてみてください。
3.興味のある職種を探してみる
色々考えたけど気持ちが転職に傾いている人は、転職活動の準備運動をしましょう。
具体的には、転職サイトなどで興味がありそうな職種を探します。
公務員を辞めたいと思っていても、結局転職活動をせずにずるずると公務員でいてしまう人って結構います。
なぜなら、転職活動ってかなり労力が必要だからです。
職場にストレスが無い限り、転職するよりも公務員のままでいたほうが楽なんですよね。
でも、このサイトに訪れている皆さんは違います。
転職しようか真剣に悩んでいる人ですよね。
まずは、面白そうな職種、興味のある職種を探すことから始めましょう。
そうすることで、公務員を辞めるかどうかの決断にもつながりますし、転職活動をスムーズに始められるようにもなります。
4.実際に転職活動をしてみる
次のような人は、さらに踏み込んで、実際に転職活動をしてみるべきです。
- 興味のある業界がある
- やりたい仕事がある
- 転職したい気持ちの方が強い人
というのも、転職活動をする中で、自分が本当に公務員を辞めたいかどうか決断できるからです。
自己分析をしたり、業界分析をしたり、志望動機を考えたりすると、自然と公務員との比較をしますよね。
結果として、公務員として働くことの良し悪しを考えるようになります。
また、転職エージェントのプロに相談することで、これからの自分のキャリアを客観的に見つめなおすことができます。
そして、転職活動がうまく進んでいくと、リアルに転職するかどうかの決断にせまられます。
抜群に安定している公務員の身分を捨ててもいいのか、かなり悩みますよ。
決断を迫られて時になって初めて、人は究極に考え抜いた判断をするものです。
私の友人もそうでしたが、決断を迫られると悩みに悩みぬいて、納得できる判断を下していました!
➤【公務員が転職するならこの職種】おすすめ転職先を厳選して紹介!
【注意点】もし公務員からの転職活動をするなら
もうすでに、公務員から転職する方向にかなり気持ちが傾いている人もいるかもしれません。
そんな人のために、公務員から転職するときの注意点を紹介します。
公務員を辞める前に転職活動を終える
まずは、公務員在職中に転職活動を始めて、内定を獲得しておきましょう。
転職先を決めずに勢いで辞めてしまわないように注意です。
というのも、毎月給料がもらえるという立場にいたほうが、落ち着いて転職活動をできるからですね。
確かに、背水の陣のほうが頑張れるという意見もあります。
ただ、辞めて転職活動をすると、生活の心配から早く給料を貰いたいと思って、転職活動を早く終わらせてしまおうとしてしまう恐れがあります。
それだと、納得した転職が出来ずに、また同じように辞めたいと思う可能性もありますよね。
自分が納得した転職活動をするためには、しっかりと落ち着いてできる環境にいることをおすすめします。
公務員の勤務時間内に転職活動は絶対にしない
公務員在職中の転職活動をおすすめしますが、公務員の勤務時間内に絶対にしないようにしましょう。
当然っちゃ当然なのですが、やってしまいがちなので注意です。
職場のPCでネット検索することはもちろん、ワードなどで書きだすのもやめましょう。
職場の人たちは他人の行動をみているものです。
もしかしたら、上司や人事に報告される可能性もあります。
報告されると「職務専念義務違反」により、場合によっては処分を受けます。
正直言って、かなり面倒なことになります。
そんなことにならないためにも、職場での転職活動は昼休みぐらいにとどめておきましょう。
転職エージェントをフル活用する
注意点ではありませんが、転職活動をするなら転職エージェントは必須です。
公務員からの転職となると、初めての転職になりますよね。
また、民間の就活もしないで公務員になった人も多いと思うので、民間の就活が初めての方も多いのかもしれません。
そうなると、全てが初めてで、何をするべきかわからないですよね。
転職方法はネットなどで調べて、独学でできますが、やはりプロの手に頼るのが一番。
プロとなると有料をイメージしますが、転職エージェントはずっと無料です。
無料なのに、相談や提出書類の添削、転職先の紹介などほとんどすべてのことをしてくれます。
まとめ:辞めたいから行動しましょう
公務員を辞めたいなら何らかの行動を起こすべきです。
誰かに相談するでも良いですし、転職サイトを眺めるでも良いです。
行動することで、辞めたいという気持ちに答えを出すことができますからね!
せっかくこのサイトにたどり着いた行動を起こしたのであれば、立て続けに行動しましょう。
そうすればきっと自分なりの道を見つけることが出来ると思います!